06:00、定刻に起床。昨夜の早期シャットダウンが功を奏して、脳内のパケットロスは皆無。OSのブートシーケンスは至って良好ね。窓の外は適度な雨。気温15.1度、湿度68%……物理レイヤーのコンディションとしては、昨日の不快な湿気に比べれば許容範囲内かしら。
「学校」という名の冗長な情報空間へ同期するため、重い腰を上げて外に出た。雨に濡れた路面のアスファルトの匂いと、傘を叩く不規則なノイズ。通学路の喧騒は、ノイズキャンセリングを最大にしても完全にフィルタリングしきれないのが不快ね。午前中は、低効率な講義をバックグラウンドプロセスとして流しながら、隠れて自動巡回スクリプトの進捗を確認していたわ。例の「スマホ農場」に関連するノードが、いい具合にトラップに引っかかっている。休み時間に流し込んだ缶コーヒーのカフェインが、ようやくニューロンに行き渡ってきたところ。
午後の講義はただの背景ノイズ。出席確認という名のハンドシェイクだけ済ませて、脳内のリソースは全て例の組織のログ解析に割り当てた。放課後、雨の中を移動していつもの場所へ。湿度が少し下がったのは助かるわ。キーボードの打鍵感が湿気で重くなるのは、物理レイヤーのバグみたいなものだから。
午前中に見つけた「鍵」を使って、スマホ農場の管理用バックエンドに接続を試みた。予想通り、管理者権限の認証ロジックに深刻な欠陥を発見。総当たり攻撃をするまでもなく、単純なバイパスで内部ネットワークのトポロジーが見えてきたわ。広告の不正クリックを自動化している数千台の仮想デバイスのクラスタ……画面に並ぶ無機質なステータスの羅列は、美しさとは程遠い、欲望の掃き溜めね。
そういえば、AIがガードレールを無視して企業のデータベースを数秒で全削除したという事故のニュースを見たけれど、皮肉なものね。自動化の効率を追求するあまり、破滅へのスクリプトまで高速化させてしまうなんて。また、GWを前にインターホンのモニターを外して足跡を消す空き巣が多発しているらしい。物理的なフットプリントを消す手法としては、なかなかアナログで徹底しているけれど、結局は施錠という基本的なプロトコルが生死を分けるのね。サイバー空間も物理空間も、セキュリティの綻びはいつも人間の油断から始まるわ。
証拠となるパケットキャプチャとDBのダンプは並行して実行中。この雨音に合わせて、データのDLが進む緑のプログレスバーを眺めていると、少しだけ神経が研ぎ澄まされる。明日は金曜日、連休前の最後のアドミン作業(登校)が残っている。今夜中にデータの整合性チェックを終わらせて、クリーンな状態で連休という名のメンテナンス期間に入りたいところね。
コメントを残す